乳児の使用済みおむつを調べ、1gの糞便につき平均36,000ナノグラムのポリエチレンテレフタレート(PET)を発見したという。これは成人の糞便に含まれる量の10倍に相当する。
PETは新生児の最初の糞便(胎便)からも見つかった。PETは非常に用途の広いポリマーであり、衣類に使われる場合はポリエステルと呼ばれ、ペットボトルの原料にもなる。また、前年には別の研究チームが、プラスティック容器で粉ミルクを溶かすと素材が著しく劣化し、1日に数百万個、年間では10億個近くのマイクロプラスティック粒子を赤ちゃんに摂取させることになるという試算を発表している。