世界の3大サッカー大会で実施された37のPK戦のシュート366回を調査した。結果は直観に反するもので、スーパースター(FIFA年間最優秀選手賞など国際的にメジャーな賞の受賞選手)は、そうでない選手よりもパフォーマンスが「悪い」ことがわかった。全体の平均得点率が74%なのに対し、スーパースターの得点率は65%だったのだ。

 さらに注目すべきは、のちに同じ賞を受賞することになる選手たちよりもスーパースターの得点率がはるかに低かったことだ。「未来のスター」の得点率は89%だった。つまり、技術はあってもメジャーな賞を獲得するようなステータスを持たない選手は、技術とステータスの「両方」を持つ選手よりもはるかによい成績を残した。ステータスは重圧になるということだ。

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