ラオスのコウモリから既知のウイルスよりもSARS-CoV-2に類似した3つのウイルスを発見。これらのウイルスの遺伝情報の一部は、COVID-19の原因となったウイルスが自然界に存在するという主張を裏付けるものだが、ヒトに直接感染する可能性のあるコロナウイルスが自然界に数多く存在するという懸念も高まっている。
フランスとラオスの研究者らは、ラオス北部の洞窟にいる645匹のコウモリから唾液、ふん、尿のサンプルを採取した。その結果、キクガシラコウモリの3種から、それぞれSARS-CoV-2と95%以上の一致を示すウイルスが検出され「BANAL-52」「BANAL-103」「BANAL-236」と命名された。