●損益計算書

 当該年度の「売上高」から始まる。そして、製品やサービスの製造原価や仕入れ原価などの「売上原価」、製品やサービスの販売活動に必要な「販売費」、事業の管理などに必要な「一般管理費」、設備・備品などの経年での価値の減少を認識する「減価償却費」などの費用を計上する。

 売上高からこれらの費用を差し引くと、事業を営むことから得られた損益を表す「営業損益」になる。ここに、受取利息・受取配当金・支払利息など事業以外から影響をおよぼす「営業外損益」を加えると「経常損益」になり、さらに当該年度の一過性の損益である「特別損益」を加えると「税引前当期損益」になる。最後に、税金である法人税等を控除することによって、企業としての当該年度の最終的な損益である「当期損益」となる。

 なお、当期損益から役員賞与や配当金などの利益金処分後の当期未処分利益が貸借対照表の資本の部にある利益剰余金に加算され、損益計算書と貸借対照表がつながっていく。

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