グーグルによると、無防備なユーチューバーのアカウントを感染させる目的でつくられたドメインが、これまで1,000個以上は発見されている。それだけでも規模の大きさがわかるが、この計画の背後にいる攻撃者に関連するメールアカウントは15,000個も発見されたという。
ユーチューバーが気づかずに悪意あるソフトウェアをダウンロードすると、ブラウザーから「セッション Cookie」と呼ばれる固有のCookieが盗まれる。このCookieはユーザーがアカウントに正常にログインしたことを確認するものだ。このためハッカーは、盗んだCookieを悪意あるサーヴァーにアップロードし、すでに認証を済ませた被害者になりすますことが可能になる。
ログインプロセスのいかなる部分も通過する必要がなくなるので、セッション Cookieは攻撃者にとって非常に貴重だ。