炎症性サイトカインが脳に作用すると、脳は「疲労感」という形で「休みなさい」というメッセージを発します。風邪をひいた時などに、発熱して休みたくなるのはそのせいです。

「疲労感」は通常やっかいなものと考えられがちですが、実は体の危険をわれわれの脳に知らせてくれる重要な仕組みで、別名「生体アラーム」とも呼ばれます。こうした生体アラームには疲労感のほかに「痛み」もあります。

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