エンジェルス1年目の2018年は、ピッチャーとして4勝、バッターとしてホームラン22本を打って新人王に輝きましたが、その年のオフに右ひじのじん帯を修復するトミー・ジョン手術を決断。翌年はバッターで軸足となる左ひざを手術しました。
右ひじの手術から1年半以上が経過した2020年シーズンはピッチャーでは0勝1敗、防御率37.80。バッターでは打率1割9分と本来のパフォーマンスにはほど遠く、2021年シーズンの開幕前、アメリカのメディアの中には2021年シーズンを「二刀流のラストチャンス」と見る向きもありました。

こうした中、大谷選手は2021年、ピッチャーとして9勝、156奪三振、バッターとしてホームラン46本、100打点、26盗塁で、史上6人目の「ホームラン45本、25盗塁」を達成するなど投打ともに自己最高の成績をマークし、シーズンで最も活躍した選手に贈られるMVP=最優秀選手に選ばれました。

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