「あの時の自分には、目の前の勝負にこだわる姿勢が足りていませんでした。(対里見戦で)14連敗も喫している身で『ただ強くなりたい』ではいけないなと思って、何が何でも勝ちにいこうと思ったんです。自分自身に対して、里見さんに対して、将棋の神様に対しても『勝ちたい』の方が失礼じゃないんじゃないかと思うようになって…。清麗戦は序盤から自信のある展開に持ち込みたいと考えて指したので、原動力になったのは女流名人戦の3連敗だったのかもしれません。絶望ではなく、どこかに希望を生んだ3連敗だったと思います」

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