かつてスティーブ・ジョブズは、偉大な成果を上げるには自社の旗艦製品を積極的に最初からつくり直さねばならないと理解しており、これを「カニバライズ(共食いする)」と呼んだ。しかし、アップルは最近の製品を次々に食い殺してはいない。共食いせずに巨大なサーヴィスビジネスを構築したのである。
広告は言わずもがなだ。アップルは、アプリストアで優先的に表示してもらうことを希望する開発者に、数十億ドル相当の広告を販売している。しかも、アップルが最近熱中しているのは自動車を開発することのようだ。iPhoneは後退こそしていないものの、「iPhone 13」と「iPhone X」は実際のところ、どのくらい違うのだろうか?