「脳は刺激と応答によって働きません。全てのニューロンは常にさまざまな速度で発火しています」と述べ、刺激によってオンやオフを切り替えているのではないと指摘しています。
常時発火しているニューロンが何をしているのかと言えば、それは「予測」だとのこと。脳は常に自分の記憶、自分が置かれている状況、体の状態といった利用可能な情報を使って「次の瞬間に何が起きるのか」を予測しており、予測が正しければ出来事に対してすぐに体を動かしたり、物を見たり、音を聞いたりできます。予測が間違っていた場合は自分自身に修正を加え、次の予測に役立てているそうです。