モジュール建築のスタートアップであるKaterraは、2021年6月上旬に終了した。ソフトバンクが支援するこのユニコーンは、2018年の最終評価額が$3Bで、Khosla VenturesやGreenoaks Capital Managementといった投資家から総額$1.5B近くの資金を調達していた。
同社は原因の一つとしてマネージメントの問題を挙げたが、そのわずか3カ月前に融資先のGreensill Capitalが破綻したことも一役買っている。ソフトバンクはKaterraに直接出資していたが、ソフトバンク・ビジョン・ファンド(15億ドル)の出資先であるグリーンシルはKaterraにも出資しており、ソフトバンクのポートフォリオが相互に関連していることを浮き彫りにしていた。
この景気悪化のドミノ効果は、特にソフトバンクが主要投資家であったコワーキングユニコーン WeWork の2019年の下落に続いて、ソフトバンクのビジョンファンドの実行可能性を疑問視する声も出ている。