人間も真菌に感染することがあり、実際に感染している(最も身近なのが水虫で、真菌症は免疫力の低下したHIV感染者の主要な死因のひとつでもある)。

だが一般的にいって、人間は真菌に感染する可能性が低い。それは、人間の体が熱いという大きな理由があるからだ(ただし、多くの人の体温はよくいわれる37℃ではないことを知っておくとよいだろう。実際、人間の体温は最近下がってきているようで、世界の平均はいま36.4~36.6℃だとされている)。

一般的に温血動物の生体環境は、真菌が生存するには温かすぎるのだ。真菌類の95%は人間の平均的な体内温度では生存できないと推定されている。

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