グーグルが年間売上高1億ドルに達した時、当時同社の最大の投資家の一つだったセコイア・キャピタルは、共同創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンがそのような急成長企業を導くのに必要なマネジメント能力に欠けていることを不安視していた。
セコイア・キャピタルは、この創業者コンビが会社にもたらす価値を評価しつつも、新たに社外からCEOを招くよう2人に強く促した。ペイジとブリンは最終的に、エリック・シュミットをCEOに迎えた。シュミットはIPOを成功させ、会社を前例のない飛躍的成長に導いた。
重要なのは、マネジメント上の問題については、シュミットが2人の共同創業者に指針を示す一方、新しいプロダクトの開発やその他の中核事業に関わる活動に関しては、2人の創造性と知識に頼り続けたことだ。