「人口4000万人のウクライナがロシアを防げなかったのに、なぜ130万人の我々が国を守れるのでしょうか」と語りました。
徴兵制を敷きNATOの後ろ盾があっても、ロシアに本気で攻め込まれたら「1日も持たない」との冷静な見立てを持っていました。
そこでエストニアがとったのは「データ大使館」と呼ばれる戦略です。国民・国家の機密データをルクセンブルクのデータセンターに預けて、「バックアップ」することにしたのです。
なぜなら、領土を奪われて国民が世界中に散り散りになっても、こうしたデータがあれば、オンライン上に仮想国家を設立し、国家として再建できると考えていたからです。