「森内九段から『AIのミスを指摘するのが棋士の仕事の一部』と指摘されたことがあり、なるほどと思いました。私自身が形勢判断をAソフトとBソフトに分析させると、中終盤における優勢、劣勢の評価が180度違うケースが少なくありません。以前は評価点数がマイナス30点とマイナス300点のように違っていても優劣の評価自体が食い違うことは無かったと思います。何が正しいかは人間である我々が判断する以外にありません。世界コンピュータ将棋選手権で優勝したソフトは、次の年は勝率が2~3割まで落ちるとされます。それだけ進歩のスピードが速く、AI自体にも伸びしろがある証しです」

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