大人はお金は何なのかについても説明しない。 大人はいつでも「大きくなったら何になるの」みたいな質問をするから、 子供は早いうちからいずれ何かの仕事をしなければならないということを知る。 大人が教えてくれないのは、子供は必死で立ち泳ぎをしている誰かの肩の上に 乗っているということだ。仕事を始めるというのは、自分が水の中に入って 自分で泳がなくてはならない—さもなくば沈んでしまう—ということだ。 何かに「なる」というのはたまたまの結果にすぎない。 目前の問題は、溺れないようにするってことだ。

更新情報知らせます はい 不要