なぜ業務スーパーのメイン商品が冷凍食品なのかをお話ししましょう。

食品の保存性を高めるためには、水分活性を低く抑えて、微生物の繁殖を防がなくてはいけません。水分活性を抑える方法は飽和塩蔵 、乾燥、冷凍、加熱包装の4つ以外にはありません。何千何万という商品のなかで、この4つ以外に添加物が入らないものはないわけです。チルドでやれば防腐剤、保存料を入れなければできません。

飽和塩蔵のものでは、昔は塩漬けのワカメがあったけれど、いまどきそんなものはありません。乾燥のものでは、やはりワカメ、カンピョウ、シイタケくらいでしょう。残るのは二つ。添加物なしで物理的科学的な変化や水分活性の問題を考えると、冷凍がメインになるのは"自明の理"なのです。

味付けした食品の賞味期限を延ばすには限界があります。味付けして、そのまま防腐剤や添加物が要らないのが、冷凍です。それと私はもともと防腐剤や添加物が大嫌いなのです。そして冷凍食品は生鮮三品が強いスーパーほど扱われていない。

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