店に並ぶのは約3000アイテムで、通常の中型食品スーパーに比べて10分の1以下の品揃え。主力は冷凍食品、それにレトルト、缶詰など賞味期限の長いものだ。賞味期限が短い生鮮品は極力扱わない。
なぜアイテム数をここまで絞り込んだのか。沼田の理屈はこうだった。
「回転の芳しくない商品を置き続ける非効率が生じさせるコストアップを、お客さんは歓迎しないはず。だからうちは完全に割り切って、売れ筋しか置かないことにしました」
通常の食品スーパーなら必ず揃えている国内ナンバーワンのNB(ナショナルブランド)、醬油のキッコーマンやマヨネーズのキユーピーなどをほぼ扱っていないのも特徴的である。