濃厚な時代を共有していると、それから何年経とうと、何年会わなかろうと、友達は友達なんです。今となっては政治的なスタンス、意見の違いというのはそれなりにあって、僕としては彼がやってるリベラル系の運動に参加しようとは思わない。人間というのはおもしろいもので、そうした立場の違いが分かつ関係もあれば、分かたない関係というのもあるんですよね。僕と坂本君の場合は後者でね。たまさか、彼のほうから声をかけられることもなくはないけど、“ごめんなさい。ダメです”と答えればいいだけで。だからって友達でなくなることは、決してないんです。