第2次世界大戦直後の1948~1949年は、景気が後退した。戦後の好景気が訪れる前のことである。1948年にマクドナルド兄弟は、経営するドライブインレストランの給仕を全員解雇し、旗艦店を閉じた。新しい設備を導入し、新たな調理方法を取り入れて再オープンしたのは、3カ月後のことだ。
一人の熟練料理人に、注文に応じて調理させる代わりに、マクドナルドはメニューを簡素化し、非熟練者でも同じものを何度も繰り返し用意できるようにした。マクドナルドのメニューはすべて、消費者が運転しながら片手で食べられるようになった。