「問題解決者プロファイル」(PSPs: Problem Solver Profiles)。
それぞれ特有の認知バイアスがあり、私たちの判断につながる習慣と行動パターンの起点となる。
どのプロファイルに自分の習慣が当てはまるか考えてみよう。

・冒険家(Adventurer):素早く意思決定を下し、自分の直感を信じる。程度に関係なく困難に直面した時には、貴重な時間をあらゆる選択肢の検討に費やすのではなく、自分が正しいと感じることをする。自分が何者か、何を望むかを自覚しているため、それを獲得しにいくことに不安はない。

・刑事(Detective):情報を重んじ、常に事実とデータを探している。自分の感覚を意思決定の基準にはせず、エビデンスが何を語るのかを見極めたい。詳細を学び吸収すればするほど、成果が上がると信じている。

・傾聴者(Listener):生活の中で、自分が信頼する人、自分を支えてくれる人がたくさんいる。困難な状況や複雑な意思決定に直面した時には、これらの人々に頼り、提案と意見を求める。自分だけで決める必要はないと知ることで、安心感を覚える。

・思想家(Thinker):思慮深い。素早く決定するよう求めるプレッシャーに抵抗する。選択肢を慎重に比較検討し、それぞれの良い点と悪い点を理解したい。大量のデータは必要ないが、選択の理由と、選択の妥当性を示す論理的根拠の両方が揃っているという納得感を得るための時間と心理状態を必要とする。スピードではなく、プロセス自体を目的とする。

・ビジョナリー(Visionary):平凡をよしとせず、自分流を貫きたい。一連の明白な選択肢がある場合、それらとは異なる、できれば誰も思い付いていない選択肢を探すことに興味がある。皆をハラハラさせ、意思決定で周囲を驚かせることも多い。

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