オルソンは『国家興亡論』で、もう一つ、物議を醸す主張をしている。社会の安定と繁栄が長く続けば続くほど、利益団体が障害を乗り越えて組織化をするための時間が生まれる、というのだ。そして、利益団体の数が増えれば増えるほど「社会が新たなテクノロジーを導入し、状況の変化に合わせて資源を再配分する能力を低下させ、その結果として、経済成長率が低下する」と指摘した。

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