マンサー・オルソンの1982年の著書『国家興亡論』である。同書は、経済の老化が進むにつれて、柔軟性と力強さを失われていく過程を論じた古典的作品だ。

 オルソンは同書の中で、経済が老化していくと、談合やロビー活動がはびこるようになり、やがて数々の利益団体が政治過程を乗っ取り、あらゆる物事を減速させた結果、経済が蝕まれると主張した。

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