「声優のギャランティは、アニメや吹き替えの場合は“ランク制度”というもので一律に決まります。これは放送媒体、本編の時間の長さなどの法則に従って変動するのですが、新人の場合、そのランクに入る準備段階として“ジュニア”という扱いになり、収録時間の長さなどに関係なく、『1本の収録あたり1万5000円』が事務所に入ります。
そこから2~3割が事務所の手数料として、さらに源泉徴収税を引かれた額がギャラとして、個人へ入金されます。最近は仕事を得るためにはランクを上げることは難しくなり、さらにはランクを下げる声優も珍しくありません」