2015年創業で、いまや中国最大のインタラクティブECプラットフォームになった拼多多(ピンドゥオドゥオ)もそのひとつだ。創業者のコリン・ホアンは当初、あまり裕福でない都市や村にサービスを提供することに注力して、阿里巴巴(アリババ)や京東商城(JDドットコム)などとの競争を避けた。安さにこだわって低所得者層を取り込み、数億人規模の顧客セグメントで支持を得た。このように、ブランドを確立してから都市部に進出し、全国展開を果たしたのだ。現在は、中国国内のアクティブユーザー数でアリババやジンドンをしのぐ勢いだ。