スマホの長時間使用など、双方向性でスクリーン・タイムが長くなると、「大灰白質」(大脳皮質も同じ。大脳半球の表面を占める薄い層で神経細胞が並ぶ)と「大脳白質」(皮質の内側に白く見える部分で神経線維の層)の両方が、かなり広範にわたって発達に遅れが生じているという、衝撃的な事実が明らかになったのです。
インターネット習慣がない、または少ない子どもたちは、3年間で大脳灰白質の体積が増加していました。ほぼ毎日インターネットを使う子どもたちは、増加の平均値がゼロに近く、恐ろしいことに、ほとんど発達が止まっていたのです。