リキッド消費とは、イギリスのマーケティング研究者、フルーラ・バーディ氏とギアナ・エカート氏が2017年の論文で発表した概念だという。
「リキッド消費には3つの特徴があります。一つは、その時々、あるいはその場その場で価値感が次々に変わるため、製品やサービスの価値がはかなく、短命となる『短命性』。次が、所有にこだわらずレンタルやシェアリングによって価値にアクセスできれば十分、と考える『アクセスベース』、三つ目が、同じ消費生活をするために物質に頼らなくなる『脱物質』。この3つの組み合わせがリキッド消費と定義されています」