イギリスの歴史にある話です。中世のころ、カヌート王という王様がいました。イングランドの王でしたが、デンマーク王であり、ノルウェー王でもありました。
彼は基本的にヴァイキングでした。伝説によると、廷臣たちは玉座を浜辺に置き、「あなたは王だ、力がある。命じれば潮や海を逆流させることができる」と言ったそうです。
カヌートは拒否しました。「いや、そんなこと、できるはずがない」と。
彼は非常に強力な王でした。なにしろ、彼はイングランド、デンマーク、ノルウェーの王だったのですから。約1000年前に北の帝国を支配していました。しかし、彼は言いました。
「私は王であり、人々に何をすべきかを指示することができるかもしれないが、自然界に何をすべきかを指示することはできない。それは神が決めることであり、私が決めることではない」と。