「1万歩」は、数十年前に歩数計の名称として考え出された数字にすぎない。
ウォーキングは健康によいことだが、研究結果は7000歩から8000歩を目標にするのがよいと示唆している。
1万歩が最適という考えは、日本のキャッチーな歩数計の名称から生まれた。
1960年代に「万歩計」を初めて開発したのは日本の山佐時計計器株式会社で、音の響きの良さからこの名前が付けられたと書いている(「万歩計」は山佐時計計器株式会社の登録商標)。
そして、そのネーミングは功を奏した。山佐時計計器のコンセプトは健康の基準として世界中に普及したのだ。