・人には「モラル・ライセンシング」と呼ばれる性質が備わっている。これは「正しい行いをした後は、少し悪いことをしてもいい」と考え、誘惑に弱くなる性質のこと。

・「モラル・ライセンシング」の怖いところは、「正しいことをしよう」と思っただけで、実際に正しいことをやっていないにもかかわらず誘惑に弱くなる点です。

・ニュース番組の合間には今も昔も変わらず、一般消費財のCMが流れています。どうしてかと言うと、視聴者にはモラル・ライセンシング効果の一種が働き、重たいニュース、正しい報道の後には、誘惑に弱くなる傾向があるのです。つまり、凄惨な殺人事件のニュースを聞き、心を痛めるという正しい行いの後には、ちょっと羽目を外したい気持ちになり、気晴らしから商品を買いたくなってしまうのです。

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