坂本「「SARAVAH!」も嫌だったっでしょ。」
高橋「歌は嫌だったよ(笑)。」
坂本「『SARAVAH!』のBメロにいくとこが転調したとこの……」
高橋「マイナーで歌ってんの。」
坂本「音程が間違ってるって、当時から言ってたよ。覚えてる?40年前から言ってたの。」
高橋「言ってた?後から気がついた、最近。」
坂本「もう、飲むたびにそれを言うわけ、あの頃。だから多分、40年ぶりにあれを直したかったんだろうなっと思って。で、ついでに全部歌っちゃったんだろうなと思って。」
高橋「ライブアルバムの中に入ってんだけど、短いバージョンが。アコースティックで。それはもう直ってるから、このオケを後で直したいなって……」
坂本「タータタ、ターティターターってとこ。」
高橋「なんで教授はあの頃、言わなかったんだろうなと思って。」
坂本「僕は録音してる時から気がついてたんだけど。そう、ブルーノートだと思えば……」
高橋「そう、ブルーノート系の印象だったんだろうけど、やっぱメジャーにした方が、そこから世界パッとが変わるじゃない、一瞬で。」
坂本「でも、あれはあれで別に……バックはメジャー長調なんだけど、だからあえて僕は、その時は言わなかったんだよ。気がついてたけど、もちろん。」
高橋「分かってるよ。ブルーノート扱いっていう多分解釈だったんじゃないかと思ってますみたいなのを、最近では言ってるんだよね、僕。」