自身がデザインした、YMOを象徴する「真っ赤な人民服」についても、95年にテレビ東京「タモリの音楽は世界だ」で秘話を披露。衣装のモチーフが実は「明治時代のスキー服だった」と明かし、共演者を驚かせた。
人民服は前立てにボタンがついているが、YMOの衣装はボタンが隠れるよう前立てを二重にしたデザイン。「当時の制服図鑑を見て、まったく同じ(スキー服の)形があった」とヒントを得たことを明らかに。世界をターゲットにした活動だっただけに「西洋は日本も中国もほとんど一緒に見ていると思って、逆手に取って“人民服”と呼んでいた」と振り返っている。