これまでは一般的に人は収入が多いほど幸せになるが、年収7万5000ドルを超えると幸福度は横ばいになると言われてきた。いわゆる「7万5000ドルで頭打ち」説だ。

7万5000ドルの閾値(しきいち)は、ノーベル経済学賞受賞者で心理学者でもあるカーネマン自身が、2010年の研究で提唱した。

しかし2021年、幸福の研究者キリングスワースは、幸福度は7万5000ドルを超えても横ばいにならず、20万ドルをはるかに超える所得でも上昇し続けると発表した。

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