「あなた」などのニ人称代名詞を用いた投稿は、そうでないものに比べて、「いいね!」の数もコメントの数も多かったのである。
ところが、カスタマーサポート関連の文章に関して同様の分析を行ったところ、正反対の結果が出た。たとえば、新しいノートPCの設定方法や、デジタルデバイスのトラブルシューティングの方法などを説明した文章などのケースでは、「あなた」のような言葉は逆効果になるのだ。。
「もしプリンターがうまく動かなければ……」と書く代わりに、「もしあなたがプリンターをうまく動かせなければ……」と書けば、プリンターの不具合が読み手の責任であるように読めてしまう。問題の原因はプリンターではなく、プリンターを思うように動かせないユーザーに問題があるというニュアンスになる。