僕は教授のような音楽教育を受けてこなかったから、あんなにロジカルな音楽は作れない。教授はプログラミングのように曲全体を構想し、コントロールできる範疇に置いて、暴走はしない。それぞれの楽器でどういう音を鳴らすのが一番生きるかを複合的に考えて、一瞬で構築できる。

教授の作品の中で、自分に近いような気がしてうれしかったのは「Aqua」という曲。最も距離を感じるのは映画「ラストエンペラー」の音楽ですね。中国の歴史、巨大な力や世界を音で表現する。そのアンサンブルが完璧にできあがっていて、自分には絶対に作ることが出来ないと思った。

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