全国の渡辺・渡邉・渡邊・渡部姓は同族といわれ、第52代嵯峨天皇(786~842)の流れをくむ嵯峨源氏の末裔である渡邊綱(953~1025)の子孫といわれています。
始祖渡辺綱が住んだ渡辺村は、かつての摂津国西成郡渡辺であり、場所は大阪市中央区内にあります。
1988年の地名変更で渡辺町が消えそうになると、全国の渡辺さんから「ルーツが消えるのには反対」という運動がおこりました。
結局、大阪市中央区久太郎町四丁目1番、2番、3番の後に、4番という番地の代わりに渡辺の名が用いられることになり、「大阪市中央区久太郎町四丁目渡辺」という少し不思議な地名として残ることになりました。