江戸時代の文献では、カッコウはホオジロの巣に好んで托卵するとの記述がありますが、現在ではホオジロを托卵先に選ぶカッコウは減っています。ホオジロは、巣の中にカッコウの卵に似た卵があると放り出してしまうからです。

ホオジロは、カッコウに繰り返し托卵されたことで、高い卵の識別能力を有し、それが子孫にまで受け継がれているのです。

そのため、現在のカッコウはモズやオナガなどの新たな托卵先を開拓したと考えられます。

しかし新規開拓先のオナガは、托卵の開始からわずか10年ほどで大人のカッコウに対する攻撃や、似ていない卵を除去する行動が見られるようになりました。

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