(Linuxの生みの親である)リーナス・トーバルズは僕と同じ世代。ほかにも同世代のNetscapeを作ったマーク・アンドリーセン、イーロン・マスク、Googleのラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンという起業家がこの頃出てきたのは、やっぱりLinuxのおかげだったのかなと思うんですね。

フリーソフトができて、CコンパイラといったUNIXで動くツール類がオープンソース化されて、Linuxのマイクロカーネル(OSの中核部分の設計様式)をフィンランド人が1人で作って、それで自作のパソコンでUNIXが動くようになって、皆さんがインターネットのノード(ネットにつながっている一つひとつの機器)をたくさん作れるようになって、「こんなんでできるんだ」と思って。サン・マイクロシステムズのめっちゃ高いサーバーを買わないとできないのかなと思ったのに、「Linuxって、PCでできるじゃん」と思って。それで起業したんですよね。

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