ウーバーのCEO、ダラ・コスロシャヒも変革志向が強いCEOだ。
コスロシャヒは最近、ウーバーの登録ドライバー数の増加ペースが目標に達しない状況にあるなか、ウーバーをドライバーにとってより魅力的な存在にするために自分ができることの一つは、自分自身が自社のドライバーとして実際に働いてみることだと考えた。
そこで、サンフランシスコ周辺で乗客を輸送したり、フードデリバリーを行ったりした。
それを通じて、多くのドライバーたちがずっと不満を述べてきた問題を直接経験することができた。
その問題とは、ドライバーがウーバーに登録するのに手間がかかったり、業務の打診を断ったドライバーが非常に不利な扱いを受けたりすることなどである。
この経験をきっかけに、コスロシャヒは「それまで抱いていた思い込みをすべて再検討」したと言う。