マウスにとって無害な音を聞かせながら微弱な電気を流すと、電気がトラウマの引き金となり、その後は音だけでも体をすくませる「恐怖反応」を示すようになる。この恐怖反応を利用し、トラウマ体験の前後の脳の働きを解析した。

恐怖反応を強く示した時のマウスの前頭前野で、トラウマ体験前にはなかった新しい神経回路を確認した。電気を流されている時に強く反応する細胞群が中心となり、無関係だったはずの音に反応する細胞群と結び付いて、記憶を形成していたことも確かめたという。

更新情報知らせます はい 不要