佐藤は、渡辺と藤井が激突した名人戦第1局の解説で、両者の違いを実に見事に総括している。
「これまで渡辺名人は、昭和の大棋士や羽生世代に対して盤上の数学的な解を求める姿勢がいちばん大事なのではなく『玉が堅ければ最後は相手が間違える』『これは必然の逆転勝ちでしょ』みたいなオルタナティブな姿勢を突きつけてきました」
「ところが令和に入って、盤上の数学的な解を追い求め、完璧な答えを出す藤井竜王が現れて、自身の戦い方に根源的な問いを突きつけられている。それが如実に表れているのが本局だったと思います」
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佐藤は、渡辺と藤井が激突した名人戦第1局の解説で、両者の違いを実に見事に総括している。
「これまで渡辺名人は、昭和の大棋士や羽生世代に対して盤上の数学的な解を求める姿勢がいちばん大事なのではなく『玉が堅ければ最後は相手が間違える』『これは必然の逆転勝ちでしょ』みたいなオルタナティブな姿勢を突きつけてきました」
「ところが令和に入って、盤上の数学的な解を追い求め、完璧な答えを出す藤井竜王が現れて、自身の戦い方に根源的な問いを突きつけられている。それが如実に表れているのが本局だったと思います」