「オートファジーがないと延びていた寿命が縮んでしまう」「オートファジーは歳をとると減ってしまう」ということがわかりました。
オートファジーが歳と共に減るのは、細胞の中に「ルビコン」と呼ばれるたんぱく質が増えることが原因であることを突き止めました。
ルビコンはオートファジーのブレーキ役のような存在です。
「脂っこい食事はオートファジーには悪い」脂っこい食事もルビコンを増加させオートファジーの低下をもたらします。
遺伝子操作でルビコンをなくしてしまった線虫やハエの寿命はオートファジーが活発化することで、平均20%延びました。
これ、すごいですよね。今の日本人だと20%延びたら平均寿命は100歳を超えます。
ルビコンのない線虫は老いてもゴニョゴニョ動き続けていました。通常の線虫の2倍は動いていました。
これは人間でしたら、80歳くらいなのにフルマラソンを平気で走ってしまうような衝撃です。