2021年の研究は「美しいことは良いことである」という固定概念を調べ、魅力的な人は、魅力のない人よりも道徳的品性が高いと見られていることを発見した。2009年の研究でも、魅力的な人はそうでない人よりも信頼できると考えられていることが示されている。
こうした思い込みは「ハロー効果」に基づいている可能性が高い。ある一面で良いところがあると見られている人を、別の面でも良いところがあると思い込む現象だ。
たとえば対称性の高い顔は、魅力的に見られるだけでなく、健康状態や個人的特性、たとえば社会性、知性、活気、自信、メンタルヘルスなどについても、肯定的な指標とされている。