どのようなプラットフォームでのやり取りにも、生産者サイドと消費者サイドがある。これは、取引の対象となるのが乗車でも、ツイートでも、宿泊や製品、サービスやアート作品でも同じだ。
多くのプラットフォームがムチを選ぶのは、簡単に実装できるから、あるいは一定レベルの利益を得る権利があると考えているからである。
・サプライヤーの連絡先を非公開にして、直接のコミュニケーションを妨げる。工務店探しのプラットフォーム「アンジーズ・リスト」は長年、工務店の連絡先を非公開にして、ユーザー間のやり取りと成長を制限していた。
・相手方(売り手または買い手)から中抜きを提案された場合、それをプラットフォームに通報すると報奨金が支払われる。
・アップルが実施した、プラットフォームからの追放、企業名の公表、そして法的措置。同社は、フォートナイトがアップルに対して30%の手数料を支払うのを避けるために独自の決済システムを導入しようとした時、これら3つの手法を取った。