日本人を含む東アジア人は、脳内の神経伝達物資の振る舞い(性格を左右する)を規定する遺伝子多型の特定の型の人口あたりの出現頻度から、新規性探求の傾向が弱く、リスク回避の傾向が強く、集団主義的なことが分かっています。一方、知能指数については高く、指標発祥の地であるヨーロッパを「100」としたときに東アジア地域では105〜108程度と推定されています。特に空間把握・数理的能力が高いことが多くの研究や実証データで分かっていますから、技術受容力は高いと考えられるのです。実際「世界的なメーカー」の多くは欧米以外では東アジアに集中しています。米国のアジア人は全人口の7%程度にすぎないのに、Googleの北米拠点のエンジニアに占めるアジア人比率が46.3%と異様に高いことや、米国大学受験の共通テスト「SAT」の数学スコアの上位9%に占めるアジア人の比率が58.3%に及ぶのは、教育熱心などという文化で説明できることではありません。

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