「稲作理論」(Rice theory)の研究は、中国における南北での大学生の性格の違いを分析したものですが、小麦作地域と稲作地域では人の性格が異なるというのです。稲作は小麦に比べて2倍以上の労働力が必要な上に、灌漑利用では集団的協調が重要ですから、集団で協力する性格の遺伝子が人々の間で選択されていったとの仮説です。中国南部や日本のように稲作をする社会では「出る杭」タイプの人は歓迎されない環境的な理由があります。

更新情報知らせます はい 不要