スタートアップ企業は、現金と株式を組み合わせた形で従業員に報酬を支払うことが多い。
株式報酬の種類には、あらかじめ決まった価格で自社株を購入できる「ストックオプション」(自社株購入権)や、一定期間の勤務継続などを条件に株式を受け取れる「譲渡制限付き株式ユニット」(RSU)などがある。
従業員が企業を辞める際はたいてい、わずか90日の間に、ストックオプションを行使するか、放棄するかを決めなくてはならない。
一方、旧来型のストックオプションではなく、RSUを受け取る人たちもいる。RSUを選べば、自己負担の必要はないものの、7年以内に企業が上場しなければ、その権利が消滅する可能性がある。