トコジラミはもともと日本には分布しておらず文久年間(西暦1861~1864年)にオランダから購入した古船に潜んでいた個体が荷物と一緒に日本国内に持ち込まれて拡散し、宿場町を中心に定着したものと考えられています。
当時の日本では海外から持ち込まれた珍しいものに南京○○(例 ; 南京錠,南京豆など)と名前をつけて呼んでいたことから、突如として宿場町に広がった見慣れぬ虫を「南京虫」と呼び忌み嫌っていたのでした。
トコジラミはシラミの仲間ではなくカメムシの仲間です。
トコジラミは深夜徘徊性のため、おもな活動時間は深夜の2~3時です。ただし、活動時間であっても部屋の明かりが点いていると這い出してきません。