野月が戸惑ったのが、杉本による藤井評だった。弟子への評価が高過ぎるように感じたのである。

「デビューしたばかりの子をここまで褒めるのはおかしい、というくらい師匠の評価が高いわけです。『将来はタイトルを総ナメにしてもおかしくない』とまで言っていて、いやいや、いくらなんでもそれは“盛りすぎ”でしょうと思いました(笑)」

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