連続起業家のポール・イングリッシュの場合、画期的なアイデアはことごとく、いら立ちから生まれた。たとえば、航空チケットを購入しようとする際、あちこちの航空会社のウェブサイトにアクセスしなくては用が済まないのをわずらわしく感じ、そのいら立ちの感情に突き動かされて、航空チケットの一括検索・価格比較を行えるオンラインサービス「カヤック」を立ち上げた。
イングリッシュは、MBAの授業でゲスト講師を務める時、受講生たちに、おのおのがいら立ちを感じる何かの写真を持ってくるように求める。多くの場合、こうした授業の中で、有効なビジネスのアイデアが生まれる。